食物アレルギーの息子との震災の備え

食物アレルギーの多くある息子が震災に遭った場合、一番の心配が食べ物のことです。

息子には多くの食物アレルギーがあり、卵・小麦・ゴマ・バナナなど、被災地で配布されそうな食材の多くが食べることができません。

実際、先月発生した熊本地震の時も、避難所で、まずは菓子パンや、乾パンなどの配布が行われたとのニュースを見ました。

コンビニおにぎりの配布も見ましたが、ゴマが入っているおにぎりはアレルギー症状が出てしまいます。

不安と混乱の中、配布してくださる方に「うちの息子は食べられないので他のものを・・・」と家族や、息子自身が声を出して言えるのでしょうか。

また、炊き出しでカレーもありましたが、必死で作ってくださっている中で、「原材料は何が含まれているでしょうか?」と聞くことができるでしょうか・・・。

見た目には、ごく普通の少年で、アレルギーがあることなど分からず、わがままや甘えと、捉えられる可能性もありますが、アナフィラキシーショックは命を落とす危険があります。

東北大震災の際、避難場所で、アレルギーの多くある人が、食べられるものが全くなく覚悟して食べ、その結果アレルギー反応や、アナフィラキシーショックを起こした方がいたと聞きました。

考えると本当に胸が苦しくなります。

この状況はいつ起こってもおかしくありません。

息子の災害非常食は絶対に準備しておく必要があると感じました。

保存食で便利なのは、栄養補助食品(カロリーメイト)等ですが、小麦・卵アレルギーがある息子は食べることができません。

常々、息子が手軽に食べることのできる栄養補助食品は無いと諦めていましたが、

大塚製薬さんから2016年4月に発売された、「SOYJOYクリスピー」は小麦・卵・ナッツ不使用で息子も食べられました。

大豆アレルギーの方は食べられませんが、乳も不使用です。

賞味期限は12ヶ月。

先日早速購入し、息子に食べさせてみましたが、初めて食べる味と食感でかなり感動していました。

このような商品があると命が繋がる想いです。

また、今回の熊本地震をきっかけにアレルギーの備蓄品を検索していると、エルフィンインターナショナルさんの「米粉乾パン」という長期保存(2年)可能の商品が通信販売で売っているのを知りました。

こちらも利用するのもいいかもしれません。袋入り7個450円、缶入り5個400円です。

息子専用に準備している非常食

現在、息子専用に準備している非常食は約1週間分を目安に準備しています。

防災備蓄品は玄関に置いておき、避難する時には必ず持ち出すように息子にも徹底しています。

・SOYJOYクリスピー
・アルファ米
・おかゆ
・玄米フレーク・チョコクリスピー(小麦不使用)
・缶詰(シーチキン・鯖缶・焼き鳥)

買って保存しておくのも良いですが、この米粉乾パンを自分で作ることができないかチャレンジしてみました。

(材料)天板1枚分
・米粉          100g
・大豆粉         20g
・砂糖          50g
・塩           少々
・ベーキングパウダー   3g
・水           50cc

材料を全て混ぜます

1、材料を全て混ぜます、最初はパサパサしていますが、杓子などでよく混ぜると一つにまとまります

まとまるまで混ぜます

2、一つにまとまったらビニールに入れ、冷蔵庫で30分程度なじませます

大きさと整えていきます

3、打ち粉(米粉)をして麺棒で、3~4mmの厚さ伸ばし、お好みの大きさにカットする

生地に穴をあけましょう

4、フォークなどで、生地に穴を開ける

低温でじっくり焼きます。

出来上がり!

5、140~150度のオーブンで45分程度ゆっくり低温で焼く

水分が抜け、かなりカチカチな仕上がりですが、よく噛むと甘さもあり、美味しいです。材料費は150円程度で作ることができました。

瓶などで保存しますが、手作りではどのくらい保存が効くかわからないので、実際定期的に食べて確認していきたいと思います。