【1日かけて七草探してみた!】無病息災を願う七草粥
七草粥とは、春の七草や餅などを具材とする塩味の粥で、その一年の無病息災を願って、1月7日に食べられる。
正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める為とも言われているそうです。
毎年この時期にスーパーで七草セットが売ってあります。
便利な世の中ですが、今年は「自分で探し採ってきて、七草粥を作ってみよう!」と思いつきました。
まず七草の勉強です。
春の七草は、せり・なずな(ペンペングサ)・はこべら(ハコベ)・ほとけのざ・おぎょう(ハハコグサ)・すずな(カブ)・すずしろ(ダイコン)
なんとなく聞いたことがある名前もちらほら。でも名前と草が一致しません。
ここは、現代の力を借りることにして、「野草一覧アプリ」を携帯に入れてレッツゴー!
小さい子供がいれば、自然探索・食育を兼ねて楽しめるところですが、残念なことに我が子達は高校生・大学生。
一応、誘ってみましたが・・・・。
「は?何言ってんの?暇なの?」と言われました(笑)
裏切らないのは、愛犬のランだけです。
さんぽを兼ねて七草探し、スタートです!
「あんた、七草なめてんの?」と、七草に言われそうですが、まずは近所を探すことに。
IKEA前の公園にきました。
ここは以前、田んぼと畑だったので隅っこなどにモサっと生えているのではないか・・・。と思いましたが、この美しさ。
愛犬ランも「何しにきたの?」と不安げ・・・。
一面芝生で整備されていました。
気を取り直し、移動します。
隣町の私の実家は、自然豊かで、田んぼも畑も川も近くにありました。
今度は幼馴染みの友達とワンコと共に散策です。友達も呆れ顔ですが、付き合ってくれました。
野草アプリで調べると、この野草の名前は、七草の一つである「ホトケノザ」なのですが、七草のホトケノザとは、種類が違うそうです。食べることはできません。
七草1つ目:「なずな(ペンペングサ)」。やっとみつけました!
でもどうみても美味しくなさそうです。この葉っぱの部分だけ食べるのでしょうか・・・
七草2つ目:小学生の頃、学校で飼育していた鶏に食べさせていた「はこべら(ハコベ)」見つけました。
これは柔らかくて美味しそう。
田んぼ・畑・川の条件が揃ったこの場所でも、これ以上見つけることができませんでした。
せっかくなので、ちょっと川の上流に行ってみることに。
「大根川」という古賀市では誰もが知っている川の上流に行ってみました。
この川の名の由来は、
「弘法大師(空海)が空腹で古賀に立ち寄った際、川で大根を洗っていたおばあさんに「その大根を食べさせてください。」と言うと、おばあさんが身なりのみすぼらしかった弘法大師に意地悪をし、食べさせずに追い返し、そのことに腹を立てた弘法大師(空海)が、川の水を干上がらせてしまったことでこの名が付いた」と私たちは教えられました。(諸説あると思いますが・・・)
こちらが弘法大師像。もう怒りは静まったでしょうか・・・。
ちょっと七草から逸れましたが、大根川の上流なので、川の水もとても綺麗でした。
探していたのは、綺麗な水場に生息すると言われる「セリ」
しかし、見つけたのはクレソンでした!
クレソンも栄養価の高い野菜だそうです。
結局、1日探して見つけられた七草は、「なずな(ペンペングサ)」「はこべら(ハコベ)」
だけでした。。。
それだけでも食べてみようかとも思いましたが・・・。
見つけた場所も、犬のさんぽ道であり、農薬も心配になったので・・・・
結局買ってしまいました!そのお値段298円。
今まで高いと、思っていましたが、探してみるとセットの有り難さが身にしみます(笑)
こちらの七草粥セットでおかゆを作ってみます!