【第30話】悲しみ・・・再び
この哀れ飯を初める初回に、悲しみに突然襲われた私。
(初回の悲しみ情報は、コチラを見てみてくださいね)
哀れ飯を始めて3ヶ月少し。
再び悲しみに襲われる出来事が。
そう。一人暮らしに遭遇したくない、「熱」に襲われたのである。
熱に襲われ、一人寂しく力尽き、復活するまでの道のりをご紹介しよう。
腹痛とお腹を下し、便器とお友達になっていた、とある水曜日の朝がこの話の始まりです。
昼下がり、M美と休憩していたところ
「顔が赤いよ。熱あるっちゃない?」
と、M美に告げられる。
特に熱っ気も感じず、その時は気にせず。
しかし、時間が過ぎ夕方になったころには、体の異変に気付く。
「体が重い、関節痛っ。」
そういえば、何か頭痛もするし、熱っぽい気もする。
O子に病院行きを勧められ、会社の裏にある病院へ。
「熱(38度)あるね。インフルエンザの検査しておこうか」
そう言われ、鼻水が全く出ていない鼻の中に、検査器具を奥まで入れられる。
めっちゃ痛い。鼻水があれば、滑らかに滑るのだろうが、鼻水がないから、ただただ苦悶するのみ。
待つこと8分。再び診察室に呼ばれる。
「インフルエンザじゃないね、胃腸炎だね」
インフルエンザではないこと確認。
インフルじゃないならいいや。と、その日中の提出物を終えるため、会社に戻る。
失敗した。提出物、ちょっとだけ内容を組み立てて考えなければいけないもの。
熱がなくても同じだったかもしれないが、期待するものには遠い提出物となってしまった。
でもそれはそれ。一応OKもらったので、さっさと帰ることにする。
でもその前に、薬を飲んで帰ろう。そう、コンビニのカップうどんを食べて。
ようやく帰路につく。もちろん帰りの電車は特急。時は金なり。
各停や快速では自分の体力が持たないことを察知したのである。
帰り着いて床につくまでは、多分2分とかかっていなかったと思う。
そうそう、水分補給のドリンクも、しっかり自分で購入して帰宅しましたよ。
朝目を覚ます。全く汗をかいていない。そして熱も下がっていない。
部屋の環境が悪いのか。と、加湿器をONしようとスイッチを押す。
「ピーピー」と、水分補給の音が鳴る。
まじか・・・
水を補給してくれる人は、誰もいない。自分以外は・・・
仕方なくシンクで水分補給。
「ガタンっ」
水の重さに手が耐えれず、シンクの上に落とす。
「はぁ、もうやだ」そう思い、一旦水分補給は諦め、トイレへ。
トイレから戻り、布団に入る。
・・・はっ。
布団の中で葛藤すること2分ほど。
そう、諦めていた加湿器の水タンクを再チャレンジするかどうか。
結論。加湿した方が良い。再び布団から出て、水の分量減らして加湿器をセット。
あとはひたすら汗をかくために寝る。寝る。寝る。
(この日は会社お休みいただく)
寝た。寝た。寝た。
薬も飲んでいるのに、一向に汗を書く気配がない。
体温を測定してみる。
え。薬飲んで寝て、まだこの体温?!
昨日インフルエンザではない。と言われたものの、「セカンドオピニオン、大切」と感じている私。
(なぜセカンドオピニオンを大事にしているか。は、こちらの第1話をご覧ください!)
寝巻きのまま病院を求め外出。
インフルエンザの検査と、今回は血液検査もされた。
結果。やっぱりインフルエンザではない。
CRP値が高く、体が炎症起こしていて熱が出ている。という診断。
数値で見せられると、納得。
ウイルス性胃腸炎のため、ウイルス撃退法ではなく、対処療法。
もう、ひたすら体を休めるしかないとのこと。
胃腸炎と同時に気管支もやられてしまい、吸引器を処方され帰宅することに。
再び、ひたすら寝る。寝る。寝る。
ようやく夜になり汗が出始め、熱が下がる。
ちょっと楽になってきた。一度着替えてさらに眠りにつく。
金曜日の朝。なんと、熱がぶり返している。
この状況にたまらず、実家に連絡。移送されることに。
さようなら、私の熱を耐えてくれた寝床よ。
「哀れ飯ネタを用意して」という悪魔のささやきにより、辛いながらも、実家に移動中の模様をパシャり。
虚しさが募る。
実家で食べ物を得、ぬくぬくと看病してもらい、ようやく復活!
家族の大切さ、必要さを感じた今回でした。
最近レシピ情報が多く掲載されているが、家族の大切さ、家族の愛情のこもったご飯。
どういう背景からこのご飯が出来上がったのか。家庭の味を顧みるいい機会になりました。
この哀れ飯の本サイト「アンサークッキング」や「アレルギーフリー食」には
そんな心温まる記事もありますので、是非「家族って素敵」を感じてもらえればと思います。
♪ここでひとネタ。♪
悲しいとき~。。。
一人暮らしの病気は、普段にも増して何もやる気をなくしてしまう時〜
つづく