SON’S LUNCH

SON’S LUNCH

SON’S LUNCHとは

現在の料理になくてはならない食材。それは「卵」・「小麦」だと思います。
洋食ではかなりの割合で登場しますが、我が家の場合、洋菓子なんてほぼアウトです。
そんな洋食の王道食材が、息子はアレルギーで食べられません。

息子がアレルギーを初めて発症したのは生後半年経った頃でした。
小麦のクッキーを食べさせて、30分も経たないうちに全身が真っ赤に腫れ上がり、痒がり泣き続けました。
これが最初のアナフィラキシーショックです。

その後の血液検査でたくさんの物質にアレルギー反応があることが判明しました。

小さい子供が大好きな料理はハンバーグやカレーライス・スパゲッティ・グラタンなど洋食が上位を独占します。
その当時、息子はどれも食べられませんでした。

0歳児で発症して以来、ずっと除去食を実施しています。
現在息子は中学3年生で食べられるものは増えてきましたし、血液検査の数値も減ってきました。
それでもまだ、卵・ゴマ・ナッツ類・小麦(一部解除中)・バナナやキウイなど、フルーツにもアレルギーがありますし、アナフィラキシーショックも小学4年生・中学1年生の時に起こしています。
アナフィラキシーショックは、酷いときは命を落としかねない発作です。
なので息子は「エピペン」という発作が起きたときに太ももに打つ注射を常に持ち歩いています。

息子はインスタントラーメンやコンビニ弁当も食べられません。
小麦そのものは、まだまだNGですし、コンビニ弁当には憎らしいほど卵・ゴマが入っているからです。

ずっとフルタイムで働いていた私にとってこのご飯作りは簡単ではありませんでした。
一時期は無添加・無農薬・アレルギー対応食材などこだわって購入し、頑張っていたこともあります。
それでも改善されず、ノイローゼ寸前になっていました。
ご飯を作ることが苦痛でしょうがありませんでした。

今は無理をせず、出来る範囲でいろいろなものを食べさせられればと思っています。
インスタントラーメンやコンビニ弁当を食べられないことで、いつも何かしら手を加える食事を摂ります。
その手を加えることが、中学3年生という年頃の息子との重要なコミュニケーションの一つだと思っています。
そんな息子のランチを少しずつご紹介していきたいと思います。
私はそもそも料理が得意ではありませんが、息子の「おいしい!」が聞きたくて作っています。
そんな私が奮闘している『SON’S LUNCH』を見て、アレルギー持ちのお子さんのお母さんは共感してくださったり、アレルギーとは無縁の方も今日は頑張ってるなとか、今日は手抜きだな(笑)とか感じていただけたら幸いです。