【酒粕の効能を再確認】料理から美容まで使える!(料理編)
「酒粕」といえば、寒い時期に母が作ってくれた「ブリの粕汁」が大好きでした。
アルコールが残っていたのかわかりませんが、大人の味。
でも母的には、すごく手間だったようで、年に1度くらいしか食卓に登場しなかったような・・・。
それからうん十年。自分が母になり、きっと喜んでくれるだろう!と期待しながら粕汁を作ってみたものの、夫・子供たちからかなり不評。作り方が不味いのか、単に酒粕が苦手なのか・・・。
なぜ、この美味しさがわからんの??
そんなこともあり酒粕料理からすっかり遠ざかっていました。
しかし、我が家は三代続く酒屋!このように立派な酒粕を頂きます。(昔は近くの蔵元から木樽で酒粕をもらっていたそうです)
数年前までは、同居している義母が粕漬けを漬けていましたがこの頃は台所に立つこともなくなり、せっかく頂く酒粕を消費しきれず、ゴメンなさいすることも・・・。
また私の実家では、祖母がぬか漬けを漬けていたので、断然ぬか漬け派!しかし、夫はぬか漬けを田舎者扱いし、「我が家は代々、粕漬けだ!(粕漬け>ぬか漬け)」と威張るので余計に漬ける気になれず(怒)
「食べたいなら自分でしたら?」と言い放っておりました(笑)
しかしせっかくの頂き物、無駄にするのもね・・・。と常々思っていたので酒粕のことをちらっと調べてみました。するとあらびっくり!酒粕ってすごい!
美肌・美白・アンチエイジング・便秘解消・アレルギー抑制・ガン抑制・生活習慣病、成人病予防などなど私が欲している効能がずらり。
「こりゃ摂取しないと勿体ないんじゃない?!」と今更ながら気がつきました。
さらにプラシーボ効果も得たいのでもう少し酒粕を調べます。
『酒粕とは、日本酒などのもろみを、圧縮した後に残る白色の固形物のことである。
酒米を醸造すると重量比で25%ほどの酒粕が取り出され、その成分は日本食品標準成分表によると、水分51%・炭水化物23%・蛋白質13%・脂質・灰分となっており、他にもペプチド・アミノ酸・ビタミン・酵母など栄養素に富んでいるので、健康効果が期待される食品として価値が見直されている』とのこと(Wikipediaより)
なるほど!栄養もたっぷり。
しかし気をつける点も。
・食べ過ぎは何事もよくないので、1日50g程度を目安に摂取する。
・酒粕にはアルコールが含まれているので、運転しない時間帯に摂取。またはしっかりと加熱してアルコール分を飛ばす。
※粕汁を飲んだ後に、車を運転し飲酒運転で検挙された事例があるとか・・・・。
さて、豊富にある2キロの酒粕。なにから作るかな~と考えた結果、一番大量に使う、夫希望の粕漬けから。(積極的に作りたいわけではないのだけど・・・笑)
・酒粕 500g
・酒(みりん) 100cc
・みそ 大さじ3
※量はだいたいこのくらい。酒粕は種類により固さが大きく違うのでお酒(みりん)で調整する感じ。
酒粕に酒(みりん)・みそをビニールに入れ、柔らかくなりまでよく揉み、タッパに移す。
軽く塩揉みした野菜(きゅうり・大根)などを1日漬ける
⬛︎野菜の粕漬け さっと洗い、いただきます!主人は大満足!「これこれ!!」と喜んでいますが私はやはりぬか漬け派。ちょっとお酒の風味が強い。でも鶏胸肉を漬け込んで焼いたら絶品!びっくりするほどやわらかでした!
※生のまま食べる食材と、火を通して食べる食材(肉・魚)などは分けて粕床を準備した方が衛生面でも良さそうです。
他にも作ってみました。
⬛︎マシュマロの粕漬け 以前、NHK「ためしてガッテン」で酒粕がテーマの時、いろいろ粕漬けをした中で「マシュマロが一番美味しかった」との記事を見つけたので、真似してみることに。
全然期待していなかったマシュマロですが、「ほんと!これ美味しい!」口に入れた瞬間にお酒の芳醇な香りが広がり、噛むと甘いのでちょっとお酒が苦手な私でも好みの味!クセになるかも。
⬛︎粕汁 一番食べたかった粕汁ですが、家族が嫌がるので、普通の味噌汁を作り、自分の器で酒粕を大さじ1程度を溶かして粕汁に。
これなら家族を気にせずに、お手軽粕汁が楽しめます。
⬛︎甘酒
酒粕・水・豆乳・砂糖・生姜
お好みで各適量入れ、レンジで温めよく混ぜて完成!
砂糖を入れるので飲み過ぎはカロリー過多になりそうですが、生姜も入れポカポカに。あったまる!
個人的には米麹の甘酒の方が好みですが、豆乳を入れることでかなり飲みやすくなりました。作り方も米麹の甘酒よりも簡単です!
他にも「酒粕のグラタン」も気になります。まだまだレパートリーは増えそう!今回からは無駄にせず活用できそうです!毎年粕漬けも漬けてあげようかな(笑)
お店でも簡単に入手できる酒粕。栄養たっぷりで嬉しいこといっぱい。皆さんも是非お試しあれ!
次回は、美容に酒粕使います!綺麗になれるかも!?